愛犬が痙攣を起こした!原因や対処法とは?

見た目では健康上に問題が見られなくても犬が痙攣を起こすことがあります。眼の前で愛犬が痙攣を引き起こすと飼い主さんも驚き混乱することがほとんどです。犬が痙攣を起こしたときに何をしていいのかわからず、とりあえず抱っこしようとしたら噛まれてしまったという場合もあります。
 ここでは愛犬が痙攣を起こしたときに考えられる原因や対処法、動物病院に行くタイミングや愛犬が痙攣を起こしたときには動物病院ではどんな治療を行うのかご紹介します。

愛犬が痙攣を起こしたときに考えられる原因とは?

 愛犬が痙攣を起こしたときの原因は「てんかん」、「脳腫瘍」、「感染症」、「激しい運動」、「低血糖」などが考えられます。
 犬のてんかんとは全身が急に痙攣を起こす病気です。日常生活は問題なく送っていても急に脳に異常な信号が発信されることにより引き起こされます。意識がない状態なので床に物を多くおいておくとぶつかり怪我をすることもあります。さらに、飼い主さんが驚き抱きあげることにより犬が噛みつき飼い主さんが怪我をすることもあります。
けいれん発作を起こしているときは急に倒れガタガタと全身が震えます。他にもピーンと体が突っ張る、よだれをダラダラと流したり、口をパクパクとさせることもあります。
 てんかんには脳炎や脳腫瘍、水頭症などの脳に何らかの原因があるときに起こる「症候性てんかん」と脳に異常はなく原因がわからない「特発性てんかん」があります。てんかん発作は2分程度で治まることが多く、発作を起こしているときは慌てずに床においてある物をどかしましょう。近くにスマホなどの携帯電話があればてんかん発作を録画しましょう。録画することにより飼い主さんも少し落ち着くことができます。
 しかし、中にはてんかん発作が5分、10分と治まらない重積発作や1日の間に2階以上発作が起こる群発発作があります。てんかん発作が長く続くと体温が上昇し、呼吸も乱れます。上手に酸素を循環させることができなくなり、脳にダメージを与え、後遺症や命を落とす可能性もありますこのような発作を起こしている場合はすぐに発作を抑えなければいけないので、動物病院を受診する必要があります。
 てんかんである場合は発作をコントロールし、回数を減らす治療をします。血液検査を行い、全身の状態を確認し、抗てんかん薬を投与し、コントロールします。抗てんかん薬は発作が出ないからと急にやめてしまうと、悪化してしまいます。基本的に一生飲み続ける薬ですので、動物病院で検査を行いながら治療していきます。
 脳腫瘍でも痙攣を引き起こします。脳腫瘍とは脳に腫瘍ができる病気です。痙攣以外の症状は食欲の低下、眼振、斜頸、ぐったりしている、元気がない、問題行動が増える(トイレの失敗、無駄吠えなど)などです。他にも性格が変わることもあります。原因は遺伝や外傷、血管肉腫やリンパ腫などの癌などが考えられます。治療法として手術、放射線治療、抗癌治療の他にステロイド剤を使用する緩和治療です。脳腫瘍は予防法がなく、早く脳に異常があると突き止める必要があります。動物病院も受診しても、脳の異常を見つけるためにはCTやMRIなどの検査が必要になります。
 感染症でも痙攣を引き起こします。痙攣を起こす感染症はジステンパーウイルスです。犬ジステンパーは発熱、食欲不振、嘔吐・下痢などの症状から始まり、重症化するとけいれん発作が見られるようになります。犬ジステンパーウイルス感染症は予防接種で予防できる病気に含まれている、感染犬のくしゃみを吸い込むだけでも感染してしまうほど感染率の高い怖い病気です。さらに有効な治療薬もないために隔離されワクチン接種を行うという治療法になります。非常に怖い病気で死亡率も高いので、ワクチン接種を行いしっかり予防していくことが重要です。
 激しい運動をしたあとにも痙攣を起こすことがあります。激しく運動をすると筋肉が痙攣を起こし、部分的にブルブルと痙攣を起こします。この痙攣は部分的なもので意識もあるため、少し安静にすれば痙攣も治まります。
 低血糖でも痙攣を起こすことがあります。低血糖は子犬に多く見られ、空腹や病気などで引き起こされます。あまり母犬からご飯をもらえない子犬や、空腹時間が長くなってしまうと起きることがあります。低血糖はすぐにシロップなどで糖分を与えます。低血糖は動物病院を受診するために準備していると手遅れになる可能性があります。自宅で砂糖水を手につけて口に含ませます。スポイトなどを使用する際は入れる量に気をつけましょう。

愛犬が痙攣を起こしたときの対処法は?

 愛犬が痙攣を起こしたときの対処法は、意識がない状態でバタバタと痙攣を起こしている場合はぶつかって怪我をしないように物をどかし、愛犬の様子を動画などで撮影しましょう。激しい運動による場合は安静に休ませてあげ、低血糖の場合はすぐに砂糖水を作り犬に与えるようにしましょう。

動物病院に行くタイミングは?

 愛犬がけいれん発作を起こしたときに動物病院に行くタイミングは、初めてけいれん発作を起こした場合は動画に撮影し動物病院の診察時間に受診しましょう。けいれん発作が一度治まってまたすぐに発作を起こしたときや5,10分以上治まらない場合はすぐに動物病院に連絡し、受診しましょう。夜間や診療時間外のときは動物病院を探し受診しましょう。

愛犬が痙攣を起こしたときはどんな治療を行うの?

 愛犬が痙攣を起こしたときに動物病院で行う治療法として、まず全身検査を行い原因と探します。てんかん発作である場合は抗てんかん薬を投与し、1ヶ月後に検査を行い、発作をコントロールします。脳腫瘍の場合は獣医師と治療方針を相談し、抗癌治療、手術、放射線治療などをするかどうか決めていきます。犬ジステンパーでは動物病院で入院し隔離され治療を行うことになります。

さいごに

 ここでは愛犬が痙攣を起こしたときに考えられる原因や対処法、動物病院に行くタイミングや愛犬が痙攣を起こしたときには動物病院ではどんな治療を行うのかご紹介しました。
 犬が痙攣を起こす原因はてんかん、脳腫瘍、感染症、激しい運動、低血糖など様々です。てんかん発作であれば抗てんかん薬でコントロールしていけば特に日常生活に支障なく生活ができます。しかし、脳腫瘍や感染症の場合は治療が複雑であったり、予後も難しいことがあります。
 しっかり動物病院で治療方針を相談しながら、納得し決めていけるようにしましょう。

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